左の画像はＮＡＳＡが公開している月面上を１４４分割した区画の１つ、区画名は「lac_42」になります。
Gazetteer of Planetary Nomenclature

【１】は２０１３年３月以前の画像、右の【２】は同じ区画の4月以降の画像ですが色調が変わり模様や構造物が削除されています。偶々同年３月に保管していた画像があったので比較できました。画像の修正作業するために関係者だけの間で共有していたファイルを間違って一般公開していたのでしょうか。

https://planetarynames.wr.usgs.gov/images/Lunar/ lac_42_wac.pdf

(A)はミステリーサークルのような模様にみえますが掘削の跡なのでしょうか。直径は１５Ｋｍ、円周は４５Ｋｍ位になり都市がすっぽり入る大きさです。因みに山手線は円周が約３５Ｋｍなので、それより一回り大きなものです。

(B)はクレータ内に多くの凹みがあるように見えますが縦径は３０Ｋｍ以上ありそうです。クレータ左上にも直径１０Ｋｍ位の模様があります。

(Ｃ)はクレータの淵にザリガニのようなシンメトリな形状な模様があります。直径は２０ｋｍ位です。

(D)は花びらのように見える１０ｋｍ位の模様です。

（Ｅ）【lac_10_52_-72】

（Ｆ）【lac_26_46_16】

（Ｅ）と（Ｆ）は長さ９０ｋｍ高さ１０ｋｍ、幅約１ｋｍ位の壁です。拡大してみると透明のようで透けて見えます。

本来は壁は長く続いているようですが、途中で途切れているように見えます。

これは構造物を削除していく途中の画像のようで、分割した削除部分と未削除部分が混在していることが原因と思われます。