左側写真はESA（欧州宇宙機関）が公開しているMedusa Fossaeのオリジナルの画像です。のっぺりした地表にクレーターしか写っていません。しかし明暗、コントラスト、色調など変更すると右側の画像のように道路や区画などのようなパターンが検出できます。
右端中央部の大きなクレータは直径が約10kmなので山手線と同じ位のサイズです。

右側がクレーターの拡大図ですが盆地には区画や道路、構造物などのようなパターンが無数に配置されているのが分かります。クレータの外側の台地にも区画が配置されているのが見て取れます。

詳細がわかるように大きな画像で表示しています。画像窓の下と右側のバーでスライドして観察して下さい。

【画像検出に関して】

上に掲載しているHale Crater以外は同じ方法では構造物を検出できないので別の方法で行います。ＥＳＡのオリジナルの画像の色は茶系が殆どですが実際には多くの色から構成されています。表面上は茶色の要素が多いので茶色に見えているわけです。しかし全ての色の要素を平均化して目的の色を強調すると今まで見えてなかった画像が表面化します。検出するには有料ソフトではフォトショップ、無料ソフトではＧＩＭＰ等が利用できます。